被災者の方々への寄付

私も少額ではありますが、寄付をしました。

大規模災害の場合は、常々日本赤十字社に寄付しているので、今回も同様です。
各種のメールマガジンを通じて、様々な義援金を募るメールも届いていますが、私の場合は窓口を一本化させていますので、ご了承ください。

様々な方がブログを通じて支援を呼び掛けています。
しかしこのブログに寄付サイトへのリンクを貼るのは止めようと思っています。

日本赤十字社の名を騙ったフィッシングサイトや、偽メールが横行しているらしいからです。

面倒でも一度「日本赤十字社」で検索の上、サイトに入ると、現在はトップページに「東北関東大震災での活動報告」があり、そのページに義援金を募るページへのリンクがあります。


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東日本大震災

亡くなった方々、心からご冥福をお祈りいたします。

九死に一生を得られた方々も、身近な方々が亡くなったり、家や職場を失くされたりと辛い思いをしていらっしゃる方が多いと思います。

しかし私たちは、貴方が生きていてくれて本当にうれしいのです。
行方不明になっていた人たちが救助されるたびに、日本中で、世界中で歓声を上げているのです。
貴方が助かったことを喜んでいる人が大勢いることを忘れないでください。

東日本の復興を心から応援しています。

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“パームOS”復活?(希望的観測) マイクロソフトがライセンス契約

Workpadc3_2

10月9日付日本経済新聞に一報が載っただけで、まだネット上に詳細が出ていないので、一部引用させていただく。

『ソフトウェア開発のACCESSは8日、高機能携帯電話(スマートフォン)にかかわる特許についてマイクロソフト(MS)とライセンス契約を結んだと発表した。(中略)
ライセンス供与するのは、手書き入力技術、携帯電話の半導体チップ構成、電波の出力を一括で止められる「フライトモード」の技術など、スマートフォンの基本機能を含む特許群。(中略)
ACCESSは2005年に携帯端末向けソフト開発の米パームソースを買収、パームソースが持つ特許約200件を同時に入手した。これらの特許を含むスマートフォン関連の特許を一括して供与する(以下略)』

マイクロソフトに供与されるのは、ACCESSが独自に開発した特許とともに、パームソースの特許だという。
パームソースの特許と言えばPDAの代名詞とも言うべき「PalmPilot」のPalmOS(2007年にACCESSがGarnet OSと改称)だろうし、「手書き入力技術」とくれば、アルファベットを一筆書きで入力できるあの「Graffiti」だろう。
あのPalmOSが携帯電話OSとして復活するのだろうか?

「PDAって何?」という世代の人のために説明すると、ずばり「携帯情報端末」(Personal Digital Assistant)で、当時は日本の「電子手帳」の発展型のように受け止められていた。
テキストや住所録など大量のデータを持ち運ぶことができ、端末とPCをクレードルでつないで情報を同期するという現在のスマートフォンの基礎となるような技術を多く含んでいた。
PCとは比べ物にならないほど素早い起動や軽快さ、多彩なソフト群でヒット商品となった。
そのPDAの代表格がPalm、そしてOSのライセンス供与を受けたSONYのCLIEだった。
Palmを導入することで、「閻魔帳」と冷やかされていた厚さ5センチにも膨れ上がったシステム手帳から解放された爽快感は、今でも覚えている。
スタイラスを使って画面上にアルファベットで入力していくGraffitiにもすぐ慣れた。
画像や音楽を軽々と扱うパワフルさはないものの、その使い心地は現在のiPhoneやAndroid機に劣らなかったと思う。
直接のつながりはないにせよ、当時のPDAのコンセプトが現在のスマートフォンの土台になっていることに、異論のある人はいないだろう。

Graffiti_2

私はIBM版の「Work Pad」、「Work Pad c3」「Clie」と使い、2005年にSONYが発売を中止してからもしばらく使っていたものの、故障のため使うのを停止した。
しかしPalmOSが日本のACCESSに買収されたのに期待をつなぎ、電話帳などの膨大なデータはちゃんと保存しているし、PC連携ソフトのPalmDesktopでは閲覧できる状態だ。
(GarnetOSと言うべきなのだろうが、改称以前のことについてはPalmOSと呼ばせていただく。しかしPalm.Incは2009年までPalmOS搭載機を販売していたものの、現在はWindowsMobile機を発売しているので注意が必要だ)

実を言うと、各携帯電話メーカーがなぜPalmOSに目を付けないのか不思議でならなかった。
使っていた当時、筆者はメーリングリストで次のような趣旨のことを書きこんだ覚えがある。

「Palmは確かに便利だが、Palmの電話帳を開いて、それを見ながら携帯のボタンを押して電話をかけるのは無駄な気がする。Palmに携帯電話機能が付くべきではないか?」

と。
それに対する大方の返答は、Palmは電話として使うには大きすぎるし、Palmに携帯がつくと、Palmのシンプルな良さが失われてしまう、というようなものだった。
しかし携帯電話が高機能化するにつれPDAの需要は減少し、PalmOSもOS5になって携帯電話に対応したもののメインストリームにはなり得ていない。
CLIEをライセンス生産し、PalmOSの受け皿となることも期待されていたSONYは携帯電話に軸足を移し、2001年にスウェーデンのエリクソンと合弁し、2005年にはPDAに見切りをつけたのだ。

PalmOSと、現在のPalm.Inc自体についてはソフトとハードが別会社になるなど、その歴史を理解するだけでも大変な変遷をしているので、Wikipediaなどを参照していただきたい。

どこまで“Palm”か?

情報が初期段階なので、マイクロソフトがどの程度GarnetOSを活かす方針なのかはわからない。
タイトルで「PalmOS復活?」と書いたものの、さすがにOSそのものは古過ぎるだろうし、かつてのデータやソフトウェアが使えるとも思っていない(ACCESSが改良している可能性はある)。
GarnetOSベースに新たな携帯端末向けOSを作るというのは考えにくいし、Windows embedded compact 7(Windows Phone 7?)の機能として部分的に組み込まれるだけかもしれない。
(ACCESSは今年7月、Graffiti for Android を発表したばかりだ)
しかしマイクロソフトが、かつてのPalmユーザーを取り込みたいのなら、例えばOffice経由で電話帳データを使えるようにするかもしれない(データの変換は現在でも可能だ)。
OutlookにPalmDesktopが統合されてそのまま使えれば理想的だ。
Palmの軽快な使い心地を覚えている人なら、現代的にリファインされたスマートフォンのPalmを使いたいと思うだろう。
それに加えてマイクロソフトが欲しがっているのは、かつてPalm・コミュニティーを支えたアプリ製作集団かもしれない。
Palmはソフトウェアの仕様が広く公開されており、プライベーターとも言うべき多くの個人がフリーウェアを提供し、現在のiPadのように多彩なアプリを誇ったのだ。
彼らの中には現在、iPad向けにアプリを開発している人もいるだろうし、そういう人たちを“Palm”に呼び戻し、App storeに対抗するオンラインアプリストアを構築したいとマイクロソフトが思っても不思議ではないだろう。
往年のPalmファンとしては、この辺りの事情を重く見て、マイクロソフトが旧PalmOSと互換性の高い製品を送り出してくれることに期待したい。
同時に携帯端末分野でAppleとグーグルに押され気味のマイクロソフトが、どう巻き返しを図ってくるのかも注目点だろう。

こういうマイクロソフト社の動きに、一方のAppleも、長らく封印してきた「Newton OS」の手書き文字認識技術を、iOS向けにリファインしてくる可能性も高まったのではないだろうか。


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ONKYOもタブレット端末 日経特ダネ?

Onkyo_tw317

SHARPのGALAPAGOSの記事を書いた翌日の28日、日経新聞を開くと「オンキョー、タブレット端末を来月上旬にも発売」とある。
ネットで調べても日経記事しか情報がないところを見ると、日経の特ダネか「飛ばし記事」か(たぶん特ダネだろう笑)。

記事によれば3機種発売し、最大の画面のものは11.9インチ液晶を搭載。
厚さは約1.5センチ(iPadは1.34センチ)。
価格は6万円前後。
大手の発売に先駆けた市場投入でブランド確立を図るという。

OSはWindows7とのことだが、2010年末提供と言われるWindowsCE後継のWindows Embedded Compact 7 なのだろうか?。
CPUなども不明だが、軽快な操作が実現できているといい。
AppleのiOS、GoogleのAndroidとの熾烈なスピード競争が始まるのだろう。

ところでオンキョー(ONKYO)といえば、老舗のオーディオブランドだ。
最近はSOTECを合併して、AVとPCの融合を目指している会社だ。
3D映像対応のホームシアターシステムが好評価で、10月下旬には3Dパソコンも発売予定という。

そのONKYOが電子書籍端末を発売、とくれば思い出した。
この会社、音楽ダウンロード事業「e-onkyo music」をやっていたんだ。
itunes music store に隠れてあまり目立ってはいないが、CDの音質(16bit/44.1kHz)を上回る24bit/96kHzでクラシックやジャズを配信することで知られている。
今年の7月からはさらなる高音質を目指して24bit/192kHzの楽曲をDMRフリーで配信を始めている。
従来はWindowsのみ対応だったが、MacOSやLinuxにも対応しているという。
24bitでCDの約256倍の分解能、192kHzはCDの約4.35倍の帯域を誇る。
データ圧縮のない高音質に興味を持ったが、以前は専用のオーディオボードが必要だったのと、スピーカーを鳴らせる環境になかったので断念した記憶がある。
今のPC環境ではちょっと厳しいかな、、、、、

このような高音質音楽配信という特徴を持った企業が、タブレット端末をどのように仕上げてくるのか、やはり興味をそそられる。
この端末を中心とするAVシステムに発展する可能性もある。
日経新聞には電子書籍コンテンツをどのような形で配信していくのかは記述がなかったが、個性豊かな端末が増えそうで実に楽しみだ。

正式発表されてるし

記事を書いている間に情報がNet上に出てきたらしい。
正式なプレスリリースも発表され、製品を紹介するページもアップしている。
(なるほど、日経にプレスリリース公開が委託されていれば、情報は入りますね)

それによるとOSはHome Premium 32ビットだ。
各種Windowsソフトは使えるが、ことスピードに関する限りiPadやAndroidモデルに分がありそうだ

11.6型ワイド液晶を搭載するTW317A5のプロセッサはATOM N450、32GBSSD、USB2.0ポート×2、SDXCにも対応するSDカードスロット、HDMIミニ端子、IEEE802.11b/g/n準拠、Bluetooth® Ver.2.1 + EDR、バッテリー駆動は5時間で重さ1キロ。オンラインダイレクト価格で69,800円。

10.1型ワイド液晶を搭載するモデルが2機種。
TW217A5はAtomZ530、32GBSSD、USB2.0ポート×1、SDカードスロットはあるがSDXC未対応、HDMIミニ端子、IEEE802.11b/g/n準拠、Bluetooth® Ver.2.1 + EDR、バッテリー駆動は6.4時間で重さ850グラム。オンラインダイレクト価格で59,800円。

TW117A4はAtom N450、160GBSSD、USB2.0ポート×2、SDカードスロットはあるがSDXC未対応、LAN端子、アナログ外部ディスプレー端子、IEEE802.11b/g/n準拠、Bluetooth® Ver.2.1 + EDR、バッテリー駆動は3.8時間で重さ990グラム。オンラインダイレクト価格で49,800円。

電子書籍端末というよりは、ピュアタブレットPCというところか。
残念ながらGPSは搭載していないようだ。
軽快さを求めるならiOS機やAndroid機、PCの機能を求めるなら検討する価値があるということだろう。


参考情報

 『PC Watch』 が実機レビューを掲載しました。(2010年10月15日付け、ライターは山口 真弘氏)

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ネーミングセンスがシャープだね GALAPAGOS

Garapagos_sharp


新しい電気製品の名称を見てニヤリとしたのはいつ以来だろう?。
日本の産業が狭い国内に特化した独自の進化をしてしまい、国外に普及しにくいという「ガラパゴス化」批判を逆手に取った命名のセンスにまず拍手を送りたい。
同様のタブレット端末はAppleのiPadが独走状態。
東芝も発売を表明し、マウスコンピューター、サムスンなども既に発表しているが、一通り登場してからと思っていたのが、ニュースを見て笑った勢いでつい紹介してしまうことにした。

端末は2種類、詳細は不明

OSはもちろんAndroidで端末は2種類。
10.8ワイドHD液晶(1,366×800)を搭載したホームモデルと、5.5型ワイド液晶(1,024×600)を搭載しトラックボールを備えたモバイルモデルだ。
iPadと異なりワイド液晶を搭載しているのは、書籍コンテンツだけでなく映像配信を重視しているのだろう。
筺体がずいぶん細長いので、雑誌コンテンツなどを見る時はやや違和感がありそう。
ニンテンドー3DSに採用が決まっている裸眼対応3D液晶ではないようだ。

無線LAN(IEEE802.11b/g)に対応していること以外、筺体の大きさ、価格などの詳細は不明だ。
PC Watchによると3Gには対応しないという)
USB端子などは搭載されるだろうか?
ストレージ容量はどのくらい?
ワンセグや地デジは搭載されるのか?
液晶のシャープだからさぞかし綺麗だろうなあ、など期待は膨らむ。

Photo

もしGPSが内蔵されているなら、日本版GPS・準天頂衛星「みちびき」にも対応してほしいというのが個人的な希望だ。
奇しくも(?)本日9月27日、準天頂軌道に投入されたという嬉しいニュースが届いた。
「みちびき」は今のところ日本上空に1日8時間しかいられないので、そのほかの時間は米国のGPS衛星が頼りだ。
しかし「現在みちびきの電波をキャッチしている」という情報が画面上にアイコンなどで表示されれば楽しいと思う。
「みちびき」が現在どこを飛んでいるのか分かる画面があったりするとさらに臨場感があるし、精度が変化するのに対する心の準備もできる。
(JAXAはこのようなソフトをiPhone向けには「QZ-finder」として提供している)
こういうのは衛星の3機体制が整い、24時間サービスが完成してしまうと忘れられてしまう「完成するまでの楽しみ」で、スカイツリーが伸びていくのを眺めるような楽しさがあるのではないだろうか。
「みちびき」の所期性能試験が行われるのが約3ヵ月間。
GALAPAGOSが発売されるのが12月、、、、と絡めて考えるのは気の回し過ぎだろうか?

コンテンツは当初3万タイトル

電子書籍ストアサービスもオープンする。
書籍フォーマットはシャープ独自のXMDF規格の次世代版。
見出しや写真の位置を変えずに文字だけを拡大できたり、動画や音声も組み合わせるような高度なマルチメディアコンテンツを楽しめるという。
筆者としては様々なドキュメントをPDF化して保存しているので、ファイル変換など手間をかけずに使いたい。
XMDFだけでなく幅広いファイルに対応してほしい。
XMDFのみというのは、現在iPad用に書類をPDF化する「自炊」をしている人たちにとっては、「乗り換え障壁」にしかならないだろう。
(あ、AdobeからAdobe Reader For Androidが発表されてる、、、これをインストールすればいいんだ)

※今のところAdobe Reader For Android がGARAPAGOSに対応というニュースはないが、、、、

できれば他社もXMDFフォーマットの書籍にも対応してほしいが、オープン規格ではないからなあ、、、、少なくともシャープが、Andoroid端末向けのビューワーソフトくらい開発すべきだろう。
将来的にはiOS向けにも開発していいくらいだ。
そうすれば、コンテンツの提供者もXMDF規格に参加しやすいはずだ。
でなければオープンなAndroidに参加した意味がない、と思うのは筆者だけだろうか?
(このあたりが「ガラパゴスの分かれ道」かもしれない)

PC連携ソフト「GALAPAGOS Station」

インストールすることで、PCとの連携が可能になるらしいが、PCでコンテンツの閲覧ができるか、複数台の端末でコンテンツが利用できるのかなどは不明だ。
主な機能は以下の通り。

①ガラパゴス端末で購入したコンテンツをパソコンで管理できる。
②読み終えた本の評価をつけたり、感想を書き込める。
③お気に入りの書籍グループを作成し、メディアタブレットに同期できる。
④資料や地図などパソコンデータをXMDF形式に変換し、メディアタブレットで閲覧。

デジカメ連携のAndroidソフトはまだ、、、

iPadを紹介した際も書いたとおり、モバイル端末にはデジタルカメラとの連携機能がついていてほしい。
例えばフォトストレージ・ビューアーやカメラを接続してライブビュービュアーとして使えたり、露出設定やレリーズまでできるようなコントロールソフトがあれば、写真ファンの利用も増えるだろう。
しかしAndoroidのソフトをチラっと見渡しても、そういうソフトは発表されていないようだ。
もともとスマートフォン用のソフトとしてスタートしたせいか、携帯電話のカメラで撮影した画像を加工するソフトは豊富なようだ。
Adobe社がPhotoshop.com mobile まで提供している。
しかしデータカードから画像を吸い上げるようなブラウザソフトは見当たらない。
デジカメメーカーがタブレット端末向けのソフトを開発してくれるかどうかにかかりそうだ。
各社とも「そういうのはPCでやってください」というのが本音かもしれない。
となるとWindows7搭載モデルを待つしかないのか、、、、、、

ちなみにiPad用に、キヤノンとニコンのデジタル1眼レフをWiFiコントロールできる「DSLR Camera Remote Professional Edition」というソフトが発売されたと聞き、さっそく覗いてみた。
しかしコントロールするデジタルカメラがコンピューターに有線接続されていることが必要だと分かり、諦めた。
スタジオのブツ撮りで、商品を配置する時に横に置いて、微妙な位置関係を確認する用途には絶好なのだろうけど。
有線接続で良いから、モバイルタブレットでカメラがコントロールできるようになれば良いのだが、、、、

個人的な要望はどうあれ、発売が楽しみだ。
各社からタブレット端末が登場するのが一層楽しみになってきた。


参考情報 JAXAは準天頂衛星システム(QZSS)のデータを利用するためのWebサイトを準備、公開している。興味のある方はこちらへどうぞ。

QZ-vision

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ニコンD7000登場! 1眼レフの逆襲

「D90の後継機に視野率100%のファインダーが搭載される」という噂で話題になっていたD7000が発表された。
噂通り視野率100%が奢られているが、その仕様を確認していくと「ここまで盛り込むか」というほどの充実ぶりで、ネット上でも驚きと称賛の声をもって迎えられている。
次々に発表されるEVILカメラやミラーレス1眼が話題となる中で、カメラの主流は1眼レフだと言わんばかりにニコンが送りだした渾身の1台だ。

201009_nikond7000

スーパーミドル級のカメラ

ニコンの1眼レフには昔からF1桁、D1桁のプロ用機を補佐するような優秀かつ高い人気を誇る中級機があった。
古くはニコマート、FE、FM、F100など。
デジタル時代になってからはD70、D200、D300などだ。
小型軽量な機体に、時にはプロ機を上回る性能を載せて、プロからアマチュアまで幅広いユーザーに支持されてきた。
事実上の先代に当たるD90も堅実なスペックが高く評価されており、2008年9月に発表されて以来2年間、常に販売ランキングに登場するロングセラー機だ。
しかし私が覚えている限り、このD7000ほどコストパフォーマンスの高いニコンの中級機は記憶にない。
これから2年以上、ニコンデジカメの主力機として売り上げを支えていくのではないだろうか?

例によって筆者が注目したスペックを中心に取り上げていきたい。

①有効画素1620Mピクセルで高感度画質を向上

搭載されている撮像素子は23.6×15.6mmのDXサイズCMOSセンサーで有効画素は16.2Mピクセルだ。
これはニコンのデジタル1眼ではD3X(有効画素24.5Mピクセル)に次ぐ高精細だ。
ちなみにこの画素ピッチでFXセンサーを作ると総画素数約39Mピクセルになってしまう。
将来のデジタルカメラを考える時の参考になるだろう。
さてこの高精細なセンサーのISO感度は100~6400で、ISO25600まで増感できる。
D300sのDXセンサーが同12.3MピクセルでISO200~3200、ISO100相当への減感、ISO6400相当までの増感ができる。
実際の画質はサンプルが出てくるまで比較できないが、D7000の場合、ISO1600くらいまでは十分常用できるのではないだろうか?
画素数がアップしていることを考えれば、大幅な性能向上と言えるだろう。

②RAW14ビット撮影で秒6コマを実現

通常12ビットA/D変換の撮影が14ビットで行えるというのは、諧調表現で有利になり、アクティブD‐ライティングを選択した際にも有利になるだろう。
D300sでも14ビット撮影はできたが、12ビットでは秒7コマを誇る連写性能が、14ビットでは秒2.5コマになってしまうという欠点があった。
D300sで14ビット撮影をした時の1コマファイルサイズが14.9MBで、連続撮影可能枚数が30コマ。
これに対しD7000ではファイルサイズが19.4MBで、連続撮影可能枚数が10コマ。
D7000の方が連続撮影可能枚数が落ちるのは不思議なようだが、ファイルサイズと秒6コマという連写性能を考えれば仕方のないことかもしれない。
この性能の向上は、素子からの転送系や画像処理エンジン・EXPEED2の性能向上によるところが大きいのだろう。

③動画撮影機能の強化

1920×1080ピクセル、24pのフルHD画像を最長約20分録画できるようになった。
24pで再生することでスローモーション効果が得られる30p、60pで撮影できないのは残念だ。
ライブビュースイッチと一体化された動画撮影ボタンは使いやすそうだ。
撮影中に「顔認識AF」「ターゲット追尾AF」など高度な機能を持つAFが作動する。
動画撮影中にシャッタースピードとISO感度をマニュアル設定できる。
リニアPCM録音が可能で、外部ステレオマイクに対応し、マイク感度が変更できる。
動画撮影の経験が乏しいので深く踏み込めないのだが、数多くの編集ソフトで処理できるH.264/MPEG-4 AVCに対応している点が最も大きいのではないだろうか?

④デジタル1眼初? T(タイム)露光の復活

懐かしい機能だ。
ニコンでは銀塩フラッグシップ機だけに与えられたこの機能が消えたのはいつだろう?
調べてみるとF4のシャッターダイヤルには「T」があるが、F5では消えている。

Nikonf4_shutterdial

知らない人のために説明しておくと、この「T」は長時間露光用の機能で、主として天体撮影に使われる。
一度レリーズするとシャッター幕が開いて露光が始まり、もう一度レリーズするとシャッター幕が閉じる。
うちわに黒い遮光紙などを張った通称「うちわシャッター」を天体望遠鏡などレンズの前にかぶせた状態でシャッターを切り、うちわをレンズの前から外して露光をスタートさせ、目的の露光時間が過ぎるとうちわをレンズの前に戻してカメラのシャッターを閉じる、いわゆる「筒先開閉」をするのだ。
事実上カメラに全く触れずにシャッターを切ることができ、ケーブルレリーズなど「揺れ」の原因となるものをカメラに取り付けないので、数十秒~数時間単位の長時間露光に向いている。
私はF3で星野写真を撮るときによく使った。
D7000ではリモコンML-L3をレリーズ用に使ったときに機能するらしいが、通常のシャッターボタンでも使えた方が便利である。
(筒先開閉をすると、Exifデータはあてにならなくなるが)
それにしても銀塩フラッグシップ機のF6にも、超絶的高感度性能を誇るD3sにすら搭載されていない「T」が、なぜD7000に搭載されたのだろう?
デジタル1眼時代の天体撮影の露光時間は、受光素子の発熱によって生じるノイズを避けるために長くても10分程度だ。
夜空を星の輝跡が流れる星野写真も、複数枚、時には数十枚撮ったものを合成してつなげるのが主流だ。
もしかしたら銀塩フィルム時代のように数十分単位の長時間露光を可能にする、とんでもない低ノイズ性能がD7000に備わったのでは?と期待してしまう。

⑤Aiレンズが使用可能に

ニコン製のマニュアルレンズを多数保有する身としては気になる機能で、筆者が真っ先に確認したスペックだ。
D300sにはあるが、D90にはないこの機能が、上級機とそうでないカメラを分けていたが、D7000には搭載された。
CPUを搭載していないレンズでも、絞り環にAiリングが付いていれば絞り優先、マニュアル露出モードで使うことができる。
また手動で焦点距離や開放絞り値を登録することにより ①スピードライトのオートズームが作動 ②ファインダーや背面液晶に数値が表示 ③RGBマルチパターン測光が動作 ④絞り値 焦点距離がExifデータに表示 などのメリットがある。
ボディに手持ちのAiレンズの情報を9本まで登録できる。
グリップ上部の赤いラバー部分のすぐレンズ側にあるファンクションボタンの機能に「手動設定済みレンズの選択」を登録しておけば、すぐに呼び出すことができる。
欲を言えば、CPUレンズであれば収差を補正してくれる「自動歪み補正」が適用されてほしいのだが、残念ながら非CPUレンズの場合は機能しないようだ。

⑥視野率100%の光学ファインダー

あえて最後に持ってきたのだが、ニコンではフラッグシップ機のみに与えられたスペックだ。
倍率は0.94倍、アイポイント19.5mmはD300sと同じ。
頼もしさを感じさせる見やすいファインダーだということは容易に想像がつく。
前項でも出てきたファンクションボタンに「ファインダー内水準器」を設定しておくと、ボタンを押した時、露出表示インジケーターが水準器に早変わりする、、、、という。
ただしファンクションボタンに設定できる機能は1件だから、レンズ情報を設定するとファインダー内水準器を同時に設定することはできない。

ミラーレスカメラが刺激に?

ここに挙げた以外にも2016分割RGBセンサーはD3s(1005分割)にも搭載されていない最新型のセンサーだし、最新規格のSDXCカードにも対応するダブルスロットもポイントが高い。
(16Gの高速CFカードを2枚買ったばかりの筆者にはダメージだが)
これらのフラッグシップ機並みの機能を、小型軽量なD90のボディに押し込んだのがD7000というわけだ。
D7000のボディは約132mm×105mm×77mm、重量は本体のみ690g。
D90は約132mm×103mm×77mm、重量は620g。
その差は70グラムだが、D90のボディが樹脂製であるのに対し、D7000はトップカバーと背面カバーがマグネシウム合金で、防塵防滴処理も施されているのだ。
使い古された言い方だが、「羊の皮をかぶった狼」という言葉が頭に浮かんだ。

D7000のライバルとして真っ先に上げられるのがCanon60Dだろう。
ニコンとしては60Dを完全に上回る性能を目指して持てる技術をつぎ込んだのだろう。
しかしニコンはCanonだけでなく、SONYやPanasonic、Olympus、Samsungから発売され、1ジャンルを築きつつあるEVIL/ミラーレスカメラをかなり意識しているような気がする。
例えば視野率100%というスペックだ。
ニコンユーザーであることを一時忘れてこのスペックを見ると、Pentax K-7、Canon5DMk2や7Dなど100%視野率を謳う中級機が既に登場している。
加えて1眼レフカメラでは高度な精度を要する100%ファインダーも、EVFや背面液晶を使ったライブビューカメラでは「当たり前」の性能だと言えることなどから、「100%視野率は、もはやプレミアムなスペックとは言えない」とニコン自身が判断したのではないだろうか?

Aiレンズが使えるようになり、⑤で挙げた非CPUレンズの情報登録機能が搭載されたのもEVIL/ミラーレスカメラが登場した影響ではないだろうか?
EVIL/ミラーレスカメラはアダプターを使うことによって、様々なメーカーのレンズを時代を超えて使用することができる。
ニコンのフラッグシップ機でも使うことのできないNikonF時代の非Aiレンズですら、EVIL/ミラーレス機なら使うことができるのだ。
これはニコンにとって「由々しき事態」だったのではないだろうか?

その状態を解消するために必要だったのがD7000だったのだろう。
そして私のように1眼レフユーザーでありながら、新しいシステムとしてのEVILカメラにも心惹かれているカメラマンに対して「これでも不満ですか?」と言っているような気がする。
ニコン自身、新システムのカメラを開発していると伝えられるが、そのカメラを発表する前にどうしても現在のEVIL/ミラーレス機を凌駕する1眼レフ機を作っておく必要があったのだろう。

ニコンのメッセージは十分に届いていると思う。
筆者としても「どのカメラがいいですか?」と問われた時、「予算が合うならD7000をどうぞ」と迷わずに言えるカメラが登場したことを喜びたい。
「名機誕生」の予感がする。

追記

D7000が発表される一方で、ニコンからはFマウント用の交換レンズが次々に発表されている。
しかもAF-S 24mmF1.4G、35mmF1.4G、85mmF1.4Gと20万円近辺のFXサイズ用大口径単焦点レンズが続く。
AF-S 200mmF2G ED VR IIにいたっては、861,000円の超高級レンズだ。
こういう時は概してカメラ本体の方もフラッグシップ機が登場するものだが、、、、、Photokinaで発表されるのだろうか?
もちろん、これらのレンズをD7000で使っても、威力を発揮するのは間違いないのだが、、、、、、

追記2

本屋に行き「アサヒカメラ」を開いたら『1眼レフの大逆襲』。
ありゃー、見出しかぶってるなー、変更した方が無難かな?
そう思って「日本カメラ」を見たら表紙に『1眼レフの逆襲』。
この状況で考えることはみんな同じか~ 『DSLRリターンズ』くらいかな?
まあ、いっか。パクったわけじゃないし。


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小さいが明るい! SHARP E17口金用LED電球

Led3


父親にLED電球付きのスタンドをプレゼントして(「最も明るいLED電球 東芝 E-CORE 810lm」参照)、自分もスタンド用のLED電球が欲しくなってしまった。
しかし既に書いたとおり、私が使っている無印良品のスタンド(現在は廃番)はレフランプ用で、パナソニックや東芝のE26口金用のLED電球では取り付けられなかったり、光球がシェードからはみ出して使いにくい。
その後は読書灯として使うため、スポットLED電球で使っていたものを電球型蛍光灯に替え、ステンレス板でシェードを延長していた。
しかし折からの猛暑である。
蛍光灯とスタンドから発せられる熱は相当なものだ。
顔の前にある物体が大量の赤外線を発していると思うと気になってしようがない。
LED電球にして少しでも涼しくしたい!

レフランプ型のLED電球はすでに発売されている。
ところがスポット性が高かったり、光量が今一つだったので、手を出しかねていた。
(スポットLEDランプは持っているし)
そこで以前から目を付けていたのがE17口金の小型LEDランプだ。
E26-E17アダプターを使えば、うまくいくかもしれない。

で、購入したのが8月25日に発売されたばかりのSHARPのDL-JA51N 昼白色だ。
比較検討したのはPanasonicのEVERLEDS LDA6DE17 昼白色。
2010年9月現在、この2製品は、明るさにおいて群を抜いている。

Panasonicのものはひと足早く5月に発売されていて、光量は全光束480lm。価格も2,000円台前半まで落ち着いてきていた。
それを分かった上でSHARPを購入したのは、LED電球の低価格化に貢献したSHARP製品をまだ買っていなかったこと。
SHARPの「光づくり」の傾向を知りたかったし、E17モデルで最高の500lmという光量を誇ったからだ。
20lmの差はあってないようなものだし、光量については他のメーカーもすぐ追いつくだろう。
発売直後なだけに3,791円と高価だった。
コストパフォーマンスで考えれば、当然違う選択がありえたことを告白しておく。
(注;追記 8月6日発売の日立製LDA7D-E17も480lmと同クラスでした。ただ、今回の私の目的には全長81mmという大きさのため、選ばなかっただろうと思います。同社がビッグカバーと呼ぶ直径45mmの乳白色カバーがついていて480lmというのは、デスクライト用には魅力的ですね)

これはかわいい、明るい!

写真を見てもらえれば分かる通り、両側のE26口金用電球と比べると驚くほど小さい。
直径35mm×長さ68mm、重量は47g。
消費電力は5.2W。
参考までに挙げると、同社のE26モデルDL-L601Nは7.5Wで560lmである。

さっそく取り付けてみる。
変換アダプターはパナソニックの「K-NK26170」だ。
電球を買わなかった罪滅ぼし、、、というわけではなく、別に見つけた他社製品はセラミック部分の直径が大き過ぎ、無印のスタンドには取り付けることができなかったのだ。
で、合体。


Sharpled_with_adaptor


この時点で全長が約97mm。
一般的なE26口金のレフランプが全長80mmであることを考えると、やや長い。
しかし傘の中に押し込んでみると、4mmほどの余裕をもって納まってくれた。
点灯してみると明るい!
40Wの白熱灯相当ということになっているが、LED電球は光が下の方に集中的に照射されるためか、感覚的には60Wより明るく感じる。
読書用には十分だと思う。
さて、810lmを誇るToshibaのLEL-AW8Nと比較してみよう。
まずSHARPのDL-JA51Nで露出を測り、その後LEL-AW8Nに付け替えて、そのままの露出で撮影した。
(サンプル写真の中央と右の写真を参照のこと)


3


明るさの差は絞りにして1絞り弱。さすがに810lmには敵わないが、十分な明るさを持っていることを想像してもらえるだろう。
左端のホワイトバランスを調整した画像と比べると、両社ともやや黄色みの強い、よく似た色傾向を持っていることが分かる。
肉眼で見ると、いずれもきれいな白色光である。
電球はかなり発熱しているようだが、シェードの外ではほんのり温かい程度だ。

満足はしたのだが、、、、、

さて自分の机のデスクランプをLED化し、まあまあ満足しているのだが、わざわざ私のブログを読んでくれた人には正直に報告しなければならない。
このLED化にかかった金額はE17口金LED電球が3,791円。
E26-E17変換アダプターが567円で、合計4,358円だった。
これに対して価格のこなれてきたE26口金LED電球は全光束500lmくらいの製品なら2,000円を切る製品がある。
そして白熱灯用スタンドも2,000円を切るものがある。
今回の場合、すでに持っていたスタンドを活かすという目標があったのだが、そうでなければ間違いなくE26の電球と新品のスタンドを買っただろう。
皆さんの場合、持っている品物に対する愛着と秤にかけて冷静に判断してほしい。


Throuh_the_shade


LED電球用の照明器具ってあったっけ?

各社の競争が激化する感のあるLED電球市場だが、一つ気になることがある。
これだけLED電球が多種多様になってきているのに、その受け皿となるべき電球ソケットを備える照明器具が盛んに開発されている様子が見えないことだ。
先日も屋外用の玄関灯を蛍光灯からLED電球に換えられないかと思い、いろいろ調べてみたのだが、適合するのはごくわずかだ。
考えてみれば、LED電球には様々な工夫が加えられるが、照明器具はソケットを取り付けるだけ。
蛍光灯はインバーター回路など「部品を取り付けられる」が、LED電球用の照明器具は電器メーカーにとってシンプルすぎるのかもしれない。
もしかしたら「LED電球は、これまで白熱灯を使っていた器具でのみ使ってほしい」というのがメーカーの本音で、家庭で新たに設置する、例えばシーリングライトなどは電球を使わない「固定LED照明」を使ってほしい、、、というような?意図もあるのかもしれない。
LEDの特徴を生かした高機能な高付加価値照明が登場し始めているようだが、LED電球のシンプルさを活かした個性的な製品も発表されてほしい。
しかしそこはむしろ、ランプシェードやシャンデリアを作る市井の作家の「活躍する余地」になるのかもしれない。
これまでLEDを使った照明芸術と言えば、イルミネーションが真っ先に思い浮かぶが、LED電球を使った実用的で個性的な作品も登場してほしいものだ。

追記

私のブログへのアクセス記録を見ると、「LED サークライン」というキーワードで来訪いただいている例がかなりある。
サークライン型のLED球には私も関心があるので改めて調べてみると、エコマックスジャパンという会社が発売していることがわかった。
PDFのカタログを見ると蛍光灯の30形、32形クラスの2サイズで、それぞれチューブが透明のものと不透明のタイプの計4種類あるようだ。
当面買うとすれば20形なのだが、残念ながら製品が無い。
リビング用には40形も必要だろう。
十勝毎日新聞の記事によれば30形が14Wで12,000円程度、32形が15Wで13,000円程度。
明るさは1.5倍、寿命は3倍という。
価格については「もう一声」と言いたいところだが、いよいよ家庭用照明の“本命”が現れたということなのだろう(記事は3月に出ている)。
懐に余裕のある方は是非チャレンジしてほしい。

また、SHARPが「最も明るいLED電球」のトップに躍り出るようだ。
DL-LA81Nで、全光束820lm。
かなり「戦略的な価格設定」が為されているようだ。
これからも様々な新製品が登場するだろうから、LED電球からは目が離せない。
(とはいえ我が家の場合、LED電球を装着できる場所も、いよいよ少なくなってきた)

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またも新ジャンルカメラ登場 ソニー α55、α33

さて、このカメラをどう分類したものか?。

半透過ミラーを搭載したカメラはこれまでにもあった。
ニコンF2HーMD、F3H、キヤノンではペリックス、EOS-RT、EOS-1N RSなど。
いずれもミラー固定式の銀塩カメラで、半透過ミラーで別れた光を露光側とファインダー側に導く形式だ。
今回のソニーのα55、α33は、「トランスルーセントミラー」と呼ぶ固定式の“透過ミラー”を搭載する初めてのデジタル1眼で、別れた光は一方は露光のためCMOSセンサーへ、他方はミラーボックスの斜め上方に設けられたAFセンサーに導かれる。
(「半透過」と表現していないのは、AFセンサー側に配分した光量が小さい、というよりも透過する方が多いからだろうか?)
ピントやフレーミングなど画像の確認はEVFで行う。
EVIL(Electronic Viewfinder with Interchangeable Lenses)ではあるが、ミラーがあるのでミラーレスではない。
外見はこれまでのデジタル1眼レフに似ているが、中身は全く別物になってしまった。
分類するとすれば「EVF付きデジタル1眼レフ」だろうか?

Photo_5

俊敏・正確なAFに期待

この形式のメリットは、露光中もAFが作動することだ。
一眼レフではクイックリターンミラーが上下動する間、AFセンサーが画像を捉えることができないため、動く被写体の位置を推測してピントを追い続ける「予測駆動AF」を取り入れるのが一般的だが、不規則な動きを繰り返す被写体では、ソニー方式の方が有利になるだろう。

CMOSからの信号を記録するため、露光時に一瞬ブラックアウトするらしいが、ミラーの動作時間よりは短いだろう。
α55で秒10コマ、α33で秒7コマの連写を実現している。入門・中級機としては十分なスペックだ。
EVF搭載型のカメラは、CMOSで受けた画像をファインダーのLCDに表示するまでのタイムラグが生じるが、逆にクイックリターンミラーが動作する間のタイムラグは存在しない。
対して光学ファインダーは、被写体の動きをそのまま見ることができる。
体感上のタイムラグはどちらが短いか、興味がある。
ミラーショックが生じないことに加え、ボディー内ブレ補正機能を備えていることから、ブレにくいボディーであることは容易に想像がつく。
NEX5ではやや大きいと指摘されたレリーズ音も改良されているだろう。

ペンタプリズムやミラー駆動機構が省かれたことで、本体の小型軽量化にもつながっているようだ。
従来型のDSLR-A550と比較すると(バッテリー、メモリーカード除く本体)

DSLR-A550 幅137×高さ104×奥行84mm、重量約599g
SLT-A55VL 幅124.4×高さ 92 ×奥行84.7mm、重量約441g

と、ひとまわり小さくなっている。特に重量は150g以上軽くなっている。

有効画素115万ドットの内蔵型EVFも楽しみだ。
視野率100パーセントを確保し、倍率も1.1倍。
倍率は控えめだが、APSカメラのファインダー像の小ささに不満を持っている人には、その「見え味」が気になるところだろう。
せっかくのEVF機なのだから、APS-Cのカメラでもフルサイズカメラなみのファインダー像の大きさ、いやそれ以上でもいいはずだ、と思うのだが、、、、

可動式の背面液晶はボディの下側に関節が来る方式になった。
横位置で使うとき、液晶が光軸からズレないので、個人的には使いやすいと思う。
従来型よりも太陽光下での見えが改善されているという。

半透過型ミラーの弱点は克服されているか?

一方で、これまで発売された半透過ミラーカメラの弱点は、レンズ内に入ってくる強い光によって生じる乱反射が画像に与える悪影響だった。
しかしα55の断面図を見ると、デジタル1眼レフでは受光素子の直下にあったAFセンサーが無く、透過ミラーの反射によって光が届けられる位相差検出式AFセンサーは、上方のやや奥まった位置にある。ボックス構造になっているのは、AF素子前面のレンズから生じるであろう乱反射対策だろう。
ミラー両面のコーティングも特殊なものだろうか?
画面内に太陽が入るようないじわるなサンプル映像も今後出てくるであろうから、注目していきたい。

また「半透過ミラー」は、露光に使う光を分けてしまうため、1眼レフよりも宿命的にファインダー像が暗く、シャッタースピードは遅く、絞りも絞り込みにくくなりがちだった。
しかしこの点は近年のデジタルカメラは高感度性能が飛躍的に向上しているので、さほど問題にはならないと思われる。

実現するか?全面AF

新製品が出たばかりなのに、「次」を考えるのも何なのだが(いつものことだったりする)、ソニーの関係者も発表会の会見で「開発中の中級機」に言及しているので、注文ついでに期待を述べておきたい。

これまでの1眼レフでは、画面内におけるAFポイントの配置はサブミラーの大きさに制限され、画面周辺ではピント合わせはできない。
サブミラーはそうそう大きくできないからだ。
比較的エリアの広いAPS-C機でも周辺は手薄、フルサイズならなおさらだ。

Image_sensors

しかしトランスルーセントミラーなら、そんな制限はないはず、、、、、と思ったのだが、今回のAFセンサーボックスの大きさでは制限がありそうだ。
あまり大きくすると散乱光の悪影響が出そうだが、上位機種ではなんとかエリアを拡大してほしいものだ。
いつかはAFスポットの全面配置が実現するだろうか?

連写スピードも上級機ではまだまだ上がるはずだ。
「ペリクルミラー機が出る」という噂の段階で、友人と「秒30コマで、動画に使えるのでは?」などと冗談めかして話していたが、いずれそういう日も来るかもしれない。

なんにせよデジタルカメラに新たな可能性を感じさせる新機種の登場だ。

Photo_6


追記

ところで、散々酷評した形のNEX-5だが、実際に手に取ってみると意外にしっくりくる。
「SONY製ミラーレス登場 NEX-3 & NEX-5」の項参照のこと)
NEX-3よりもNEX-5の方がホールドしやすい。
レンズの方が大きいという状況も、カメラの重量をほとんど左手で支えるスタイルなので何の問題もない。
パワーズームの苦手な筆者にとっては、マイクロ4/3″もそうなのだが、ズームリングが思った通りの場所に止まってくれるのは実にありがたい。
「ソニーも酷いカメラを作ったものですね」と言っていた友人には、「意外に行けますよ」と報告。
それからしばらくして友人のブログにNEX-5が写っていて大笑いした。
ソニーになり代わって、お買い上げありがとうございま~すww。
「君子は豹変す」るのである。
現在のレンズシステムに若干の注文はあるものの、APS-Cサイズの受光素子をあれだけ軽量コンパクトな筐体に押し込んだ技術力を最大限評価。
しかも開発期間は相当に短かったはずなのだ。
結局、「三脚撮影には向かないが、手持ちならOK」という結論に落ち着いた。
(α33、α55では底面の雲台に接する面が「これでもか」というくらいに大きくなっている。多くのレビューサイトが指摘していたからかもしれないが、素早い改善には拍手を送りたい)

財政的に余裕のない筆者の場合、やはりPhotokinaを見渡さないと、と様子見の構えだ。



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新型iMacは正常進化、、、完敗

あはは、7月28日午前1時過ぎ現在、新型のiMacが更新されたようですね。MacProも新型に、、、、
アクセサリーとしてのMagic Trackpad(6,800円)が追加された以外はスピードバンプされたのみの正常進化だったようです。
まあ内部はいろいろ変わっているようなので「のみ」というのは何ですが。

MagicTrackpadは、Macbookシリーズで評判の良いマルチタッチトラックパッドをデスクトップMac向けに提供するためのもののようです。
ということはマルチタッチディスプレー構想は「なし」ということなのかな。

でもMacOS版のiBooksとか、面白いと思うんだけどな。


追記

その後、AppleTVの後継機にARMアーキテクチャープロセッサが搭載され、iOSが動作するという噂が流れている。
ということはテレビがiPad化するのかなあ。そうなるとMagic Trackpadが威力を発揮するのかもしれない。
「Apple Linkage」参照)

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新型iMacまもなく登場?  新機能予想(根拠なし)

他のことで遊んでいる間に、ブログを更新しないであっという間に月日が経ってしまった。
数少ないリピーターの方には申し訳ないと思っています。
で、今回はやや雑感的に、、、、

iMac=大判iPadに?

iPadについては宣言通り(?)、私は“ちょっと待ち”の姿勢でいるのでまだ購入していない。
東芝やシャープなど、日本メーカーの対抗機も少しずつ発表されてきているし。
コンピュータも携帯電話もデジカメも、今移行期にあるんだねえ。

しかし店頭で試してみると、iPadは実に楽しい。
説明書なしというのもわかるくらいに直感的に操作できる。
とりわけGoogleMapが快適だ。
旅行に持って出たくなるが、有機ELディスプレーを搭載した7~5インチの2モデルが予定されているというから、ここはもう少し我慢。
(日本メーカーのも確認しないとね)
しかし現行のiPadを自宅で使って新聞や雑誌を見て、そんなに面白いだろうか?
(ibooksで読むテキストはいい! 快適だ)
発売当初から友人に話していたのだが、自宅で使うなら見開きA3サイズくらいのディスプレーがいいな、と。

それなら大型のiPadを作るしかない。
しかしそうなると価格的にもiMac(¥118,800~)とどうしても競合してしまうだろう。
ならiMacにマルチタッチスクリーン機能を持たせ、iPadと同様に使えるようにしてしまえばいいではないか、と単純に思うのだ。
新聞や雑誌も、iMacなら大いに楽しめるだろう。
タイミング良く、噂系サイトに「まもなく新型のiMacが発表されるのでは?」という噂がちらほら流れ出している。
Safari、メール、Map、カレンダーなどiPadの主要な機能・アプリの多くはMacOSでも使えるから、MacOS版のiBooksが発売されるかもしれない。
あるいはiPhoneOSをセカンドOSとしてiMacに搭載してしまうかもしれない。
(iOSと呼ぶようになったのかな?)
私は後者の方がAppleにとってはメリットが大きいような気がする。
iOSの起動の早さは室内でも十分に快適だし、iPad向けの多彩なゲームアプリをiMacでも楽しむことができる。
角度センサーを備えた専用コントローラーが発売されるかもしれないし、iPhoneやiPodTouchがコントローラーとして使えるかもしれない。
そうなると本格的にニンテンドーやPSのライバルになってくる、というわけだ。

Apple Linkageによれば、「Apple Insider」の情報筋が『Apple Inc.が、一部のディストリビューターにエントリーレベルの21.5インチ、3.06GHz iMacの出荷予定はないと案内している』という。
21.5インチと27インチのディスプレーの違いと言えば解像度。21.5インチは1920 x 1080pixelで、27インチは2560 x 1440pixel。
これに対してiPadの解像度は1024×768pixel。
まずは低解像度の21.5インチタイプから、、、、と思うのは勘繰り過ぎだろうか?
(低解像度とはいっても、フルハイビジョンが表示できる)

形態も現在のスタンドを備えたタイプではなく、家の中を持ち歩けるようにハンドルがつくかもしれない、、、、
そうなると周辺機器と接続するためのポートリプリケーターを兼ねる角度調整スタンドが付くのか?、、、
金額を考えると、床に落としたりしたくはないなあ。

とまあ、想像は膨らむのだが、タイトルにある通りこの予想は全く根拠のない妄想同然のものなのであしからず。
(21.5インチが24インチになるだけ、という可能性も)
単なるバージョンアップかもしれないが、、、、せめて今年のトレンドである3Dディスプレーは搭載していてほしい。
、、、となるとネットワークカメラもダブルレンズの3Dカメラか?、などとさらに想像は膨らんでしまう。
そーいや、Blue-RayやUSB3.0っていう選択肢もあったなあ。
CnetJapanによると、Youtubeが4K(4096×2304pixel)をサポートした(「する」ではなく「した」である)と発表しているので、より高解像度に走る可能性もないではない。
(データが大きくなるので回線の問題などが出ると思うけど、それ以前に4Kを表示できる液晶がiMacに搭載できれば、そのこと自体が驚きだ)

追記

その後の情報でiMacの27型も在庫が減少しているそうで、加えてMacProも予約受付を停止しているAppleStoreがあるとか、、、、Updateは間違いないのだろうけど、どうなることやら。

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